期待されない女子社員 3
高卒では男女の差がありませんが、大卒では男女の差が大きいという傾向は、従業員規模1000人以上という大企業でよりはっきりみられます。
中小企業では男子大卒を幹部候補生としてリクルートするというルールが確立していないだけに、採用時における男女の差もそれほど明確にはみられないようです。
大卒で男子のみ募集した企業は、大卒女子を採用しない理由として、「大卒は幹部要員としての採用にきまっているため」「大卒を配置する職種は男子に限定しているため」とか、「他学歴の女子で間に合うため」と答えています。
たとえば、女子社員の割合が従業員の半数を占めている金融・保険業をみてみます。
この産業では高卒は男女とも採用、あるいは女子のみ採用という企業が合計で9割をこえますが、大卒となると、男子のみ採用という企業が6割近くを占めています。
女子は裾野の部分への参加だけがすすんでいる傾向が、はっきりうかがわれます。
このような企業の姿勢があるので、毎年就職シーズンともなると大卒女子の就職難が喧伝されるのです。
