期待されない女子社員
日本的経営の大きな特色の1つは、内側の人間-正規の従業員と、外側の従業員には大きな格差があるところにあります。
また、内側の従業員の間でも、中心から外へ幾層もの層にわかれているところにあります。
このような幾層にもわけられた従業員のグループのうち、女子従業員はだいたい外側に位置づけられています。
もちろん、女子従業員にも正規社員はいる。毎年、新卒者の定期採用も行なわれています。
しかし、彼女達は男子の正規社員とは期待されている役割がかなり違うのです。
男子が年功を積み組織の内側へ昇進していき、しだいに権限と責任が大きくなるのに、一般の女子社員にはそのようなルートはほとんど用意されていません。
いわゆるOLの不満で1番ポピュラーなのは、同期に入社した男子社員が配置転換や訓練を通じて、だんだん責任ある仕事をまかされていくのに、女子社員は十年一日のごとく、雑用ばかりやらされて先に希望がもてないというのです。
これに対して、会社側はたいてい、「腰かけで働いている女子社員に将来回収する見込みのない教育投資などできない」というのがきまりです。
いつでも鶏が先か、卵が先かという議論が繰り返されます。