「七つの海」の由来
世界の海を七つにまとめたのは、キップリングがはじめてというわけではないのです。
「七つの海」という表現の歴史は古く、2世紀ごろに活躍したアレキサンドリアの天文・地理学者プトレマイオスも、その著書『地理学』の中で、すでに「七つの海」を挙げています。
プトレマイオスの選んだ「七つの海」は、地中海、アドリア海、黒海、カスピ海、紅海、ペルシャ湾、インド洋の七つ。
当時の世界観がよく表れていますよね。
新大陸が発見される時代になると、七つの海はかなり現代に近くなっています。
1569年に作成された地図では、地中海、北海(北大西洋)、エチオピア海(南大西洋)、南海(東太平洋)、
太平海(南太平洋)、インド洋、タタール海(北極海)が「七つの海」に選ばれています。
このように「七つの海」は、時代とともに変わってきたわけです。
ところで、どうして海をわざわざ七つに分けるのか?
これには「世界には七つの陸地をめぐる七つの海がある」という古代インドの神話が影響していると言われています。